天台宗 一隅を照らす運動総本部は、一隅を照らす運動50周年記念として、“一隅を照らす人になる種を得る”メッセージ体験型カルチャーイベント「照隅祭(しょうぐうさい)」を「比叡山延暦寺」にて、2019年11月2日(土)から11月4日(月・祝)まで3日間限定で開催いたします。
「一隅を照らす運動」とは、信仰と実践によって一人ひとりが心豊かな人間になり、平和で明るい世の中を共に築いていこうという社会啓発運動です。「一隅を照らす、これすなわち国宝なり」という、天台宗を開かれた伝教大師 最澄の精神を現代に生かすために生まれました。
身近なところから始めるために実践できる3つの柱、「生命・あらゆる命を大切にしよう」、「奉仕・みんなのために行動しよう」、「共生・自然の恵みに感謝しよう」を指針として、様々な事業を展開し、講座や研修会などを積極的に行っています。
本イベントは、天台宗総本山である「比叡山延暦寺」を舞台に、エンターテインメント・自然・アート・伝統文化など、様々なジャンルのモノゴトに一隅を照らすというメッセージを組み込み、あらゆる人にとってプレイフル(楽しみ、ひらめき、行動する)な場として形にします。TSUTAYAプロデュースによる「東塔 大書院BOOKSTORE produced by TSUTAYA」やコラボレーション演奏会、アート作品展示などを通じて、「一隅を照らす」意識を高め、私たち一人ひとりが自身の置かれている場所や立場でベストを尽くして明るい社会が築かれることを願っています。
■ メインイベント
東塔 大書院 BOOKSTORE produced by TSUTAYA
メインスペースとなる東塔(とうどう)では、通常非公開の大書院を会場に、TSUTAYAプロデュースによる期間限定の「東塔 大書院 BOOKSTORE produced by TSUTAYA」が登場いたします。一隅とは何か?という問に「本」というキーワードで応えます。国の登録有形文化財に指定されている大書院は、洗練された書院造で、伝統的にも優れた質の高い日本建築です。今回のイベントでは、大書院内の玄関棟、応接間、桐の間、旭光の間などを、“心の豊かさ”をコンセプトに、豊かさをもたらす4つのテーマ 「生命」、「奉仕」、「共生」、「幸福」で空間を分け、テーマに合わせてTSUTAYAが選書した約1000冊の書籍を展示、販売いたします。歴史ある大書院の静かな空間の中で本をお楽しみいただけます。
【比叡山延暦寺 大書院について】
国の登録有形文化財。1921年竣工。1928年比叡山へ移築。「煙草王」として知られていた村井吉兵衛氏の東京・赤坂にあった山王荘の一部で、設計は武田五一、棟梁は小林富蔵。唐破風の車寄を持つ玄関棟、旭光の間と呼ぶ大客室棟、観月台を持つ2階建の居間棟からなっています。現在は、来賓にのみ使用される通常非公開の建物です。
■ そのほかのイベント
特別コラボレーションライブ&アート企画
東塔から北へ1キロメートルほどのところにある西塔(さいとう)は、釈迦堂(転法輪堂)を中心とする区域です。その西塔の本堂にあたる釈迦堂をバックにライブステージ会場を設けて、特別演奏会を3日連続で開催します。若く熱い気持ちでまさに光り輝いている「高校吹奏楽部」と、時代を作ってきたミュージシャン、伝統文化とのコラボレーションライブです。「人生を賭けた一隅の光」を体現している演者によるパフォーマンスを参加者がともに体験することを狙っています。また、同じく西塔では、「一隅を照らす」のメッセージをアート、デザインの力で可視化するアートワークを作品にして随所に展示します。詳細については、追って発表いたします。
その他、伝統文化の継承や進化発展に奮闘する若き職人やアーティスト達による作品の展示や、ワークショップの開催など、間近に触れて体験できる機会を創出します。
【 「一隅を照らす運動発足50周年記念 『照隅祭』」 開催概要 】
◆会期: 2019年(令和元年)11月2日(土) – 11月4日(月・祝)
◆開催時間: 10時〜16時
◆会場: 比叡山延暦寺
◆参加費: 無料(延暦寺巡拝料が別途かかります)
*ライブも無料となります。 入場規制が入る場合がございますのでご了承ください
*ワークショップは別途参加費がかかります。
◆ 主催: 天台宗 一隅を照らす運動総本部
◆ 後援: 天台宗 祖師先徳鑽仰大法会、比叡山延暦寺、比叡山振興会議、京都市
大津市、京都商工会議所、大津商工会議所
公益社団法人京都市観光協会、公益社団法人びわ湖大津観光協会
◆ 協賛: ママテレサホールディングス、株式会社太田胃散
京阪ホールディングス株式会社、株式会社関西TSUTAYA
学校法人瓜生山学園 京都造形芸術大学、株式会社アップドリーム
◆ 協力: サントリーホールディングス株式会社、ジェイアール京都伊勢丹
◆ 運営: 株式会社オートクチュール京都、株式会社DECEM
■「照隅祭」 公式サイト:https://ichigu.info/